◆直訳を使った英単語の覚え方と英語の勉強方法について
英単語の覚え方を考える前に、全体的に英語の勉強方法を再度検討してください。英語を直訳するのは問題もありますが、メリットもあります。その双方をよく理解して最適な直訳を使った英語勉強の仕方を覚えましょう。最初は日本語の直訳を使って英語の意味を理解するのが最速であることが本当に多いです。直訳のせいで英語の意味を取り違える部分などは、学習が進んでから修正すべきポイントといえます。直訳を使って英語を完全に正確に理解することは当然出来ませんが、ある程度でも意味がわかれば、それでよいのです。ネイティブでも英語の意味を理解するのは日常生活の膨大な積み重ねによるものなのです。非ネイティブであれば、ネイティブほど英語習得に時間や労力をかけるわけにはいかないので、母国語による直訳を使って英語習得のスピードを加速させましょう。

●英単語の覚え方より大きな問題があります
英単語の覚え方を工夫すれば英単語を覚えるスピードは早くなりますが、苦労してまで英語を習得する、本来の目的をよく考えて勉強方法を考える必要があります。英語の勉強方法をよく考えない人は、「とりあえず英単語を覚えよう」としますが、その方法が最適であることはほとんどありません。英単語と直訳例を一対一で大量に覚えるのは時間の無駄です。

●英単語を先に覚えるメリット
英単語を事前に覚えておくと、英文を見ながらいちいち辞書をひく手間は省けますが、英単語を覚えている間は実用的な英語力は全く身につきません。英文法と同じく、今後の英語勉強の効率を上げるための勉強方法なので、長期的な視野にたって考えた場合にのみ有効な英語の勉強方法なのです。

●英単語を先に覚えるデメリット
英単語や英文法から覚え始める勉強方法は、成果を実感するまでの時間が長いのでモチベーションを上げるのが難しくなります。しかも理論上は効率良くなるようですが、現実的に考えると、「なぜ英単語を覚えているのか」がわからなくなったり、「本当に英単語を覚えて意味があるのか」という疑念が生じたりするので、継続するのが難しい英語の勉強方法でもあります。

●英単語を覚えるより効果的な英語の勉強方法とは？
結果を出す英語の勉強方法の原則は「いますぐ使えることだけ覚える」ことです。長期的な事を考えて、英単語や英文法を正確に理解するという戦略は、長期間にわたって計画通りに勉強できる人にしか役立ちません。英語の専門家を目指すのでなければ、自分の専門分野を重視して英語は必要なところだけを勉強する方法が最適です。英単語や文法を気にするのはいいですが、今すぐ使えるフレーズを覚えることを最優先しましょう。

●優れた英単語の覚え方
特に初期の段階では、そのまま使えるフレーズを覚える勉強方法がおすすめです。具体的に英語を使う場面がイメージできるので、モチベーションを維持するのが簡単だからです。そのまま使えるフレーズと一緒に英単語を覚えていくと、実践的で役に立つ英単語の覚え方ができます。英単語のイメージをフレーズと共に思い浮かべれば、ネイティブに近い英単語の捉え方ができるのです。最初は英文を直訳を使って理解するのが最速ですので、英単語の直訳例を同時に覚えていくと良いでしょう。

●英単語の意味は気にしない方法もあり
英会話で使えるフレーズを覚える際に英単語の意味を知っていれば、覚えやすくはなりますが、別に英単語の意味がわからなくても英会話で使えるフレーズは覚えられます。特によく使われるフレーズは英単語の意味を考えないほうが簡単に覚えられますし、自然に使えるのです。覚えやすくするために英単語の意味を調べる場合も、その英文での意味だけを知れば良いです。つまり、その英文での意味だけを推測出来れば、調べる必要はありません。英文やフレーズの直訳ですぐに意味が分かる場合は、そのままセットで覚えると良いでしょう。

●英英辞書を使った英単語の覚え方の限界
英単語の本来の意味を知るために、英英辞書を使うことをすすめる人は多いです。実際に英語で英単語を説明されると、英単語の意味が明確になることもあります。ただ、英英辞書を読んでもすぐに意味が理解できなかったり、すぐに覚えられなかったりする場合には、効率の悪い勉強方法になってしまいます。さらに、英英辞書を理解しても本当に正確な意味を知ることができるわけではありません。英文を文脈や言外の意味を理解している状態で読むことで英単語や英文の直訳以上の意味を理解できるようになっていきます。

●英英辞書を使った英単語の覚え方の現実
正確な意味を知っている英単語がたくさんあれば、新しい英単語の意味を簡単に推測できるようになるだけです。現実的には、その英単語が使われている状況をよく理解した上で、英単語に何度も触れ続けることで、すこしずつ正確な意味がわかっていくものなのです。英英辞書も、多くの英文の実例から共通の意味を推測しているだけなので、実例の意味こそが一番大切なのです。

●直訳日本語と英語の意味のズレ
日本語の直訳で英単語の意味を理解しようとすると、どうしても意味にずれが出てきます。ただ、意味にずれがあることを理解していれば、日本語の直訳を使って英語のおおよその意味をすばやく把握できることには大きなメリットがあります。おおよその意味を把握した上で、英単語の実際の使用例に触れ続けることで正確な意味がわかっていきます。状況から英単語の意味を正確に予測するのに、日本語で英単語の意味を理解することは非常に役立ちます。特に、特定の英文内における英単語の意味を考える場合には、英単語と日本語のそれぞれの意味を広がりを無視できるので、問題ありません。

●日本語を使った英単語の覚え方
そういう意味では、英単語と日本語の対応の限界を知っていれば、英和辞書でも十分と言えますが、もっと良い勉強方法があります。それは、日本語を使って英単語の細かいニュアンスをうまく伝えてくれる教材を使うことです。日本語の感覚で理解する際の問題点も明確に書かれているので、意味を勘違いすることをかなり防げます。そして、この勉強方法で英単語の意味を理解するスピードを早めた所で、正確な意味がわかる英文の中で使われている英単語の意味を覚えていくのです。これが究極の英単語の覚え方です。

◆直訳と英単語の覚え方
「直訳」を使った英単語の覚え方もあります。実は、英語を勉強する際、この方法は非常に優れているのです。英語を英語のまま理解するに越したことはないのですが･･･

受験英語で強制される和訳。そこには、独自の方法論が存在しており、その方法論にはずれた学習は許されない。その結果、英語で点を取るためには変な和訳の方法論を勉強することになる。

例えば、「家の鍵が閉まってても、鍵を持っていれば家の中に入れるだろ？」という意味の英語で話しかけられたとします。その時、英語のネイティブは、”If you have one, you can.”と言います。後者の英語の文には、受験英語の教科書なら、「それが、鍵をもっていなかったのよ」という訳を与えるだろう。

しかし、英語を英語のまま理解するためには、この和訳の方法論は向いていない。どうせなら「もし、鍵を持ってれば、入れるわね」と訳すような勉強をしていたほうがいい。この語順、しゃべり方こそが英語の発想なわけだから、英語を話す段階になったら有利に働く気がします。

「それが、鍵をもっていなかったのよ」という日本語を浮かべるのではなく「もし、鍵を持っていれば、入れるわね」という日本語を浮かべたほうが、英語がすらすらと出てくると思うのです。英語の発想の日本語を使う。これは、かなり有効な勉強手段だと思います。

一生懸命、英語参考書の方法論を勉強し、妙な訳をひねり出した学生時代を恨みます。そういう意味から、特に受験生・中高生には、次の英語勉強法を薦めます。(増補・音声付）TOEIC(R)で920点を取った医師の英語勉強法東大に合格するための英語勉強法としても優れています。（現在はさらに優れた英語勉強法が出ているので、直訳を使って英語を勉強しようと考えている方や直訳を使った英語勉強法に悩んでいる方は、ブログの上部で紹介している教材を参考にしてください。この部分に直接リンクを貼らないのは、記事が大量にありすぎて紹介教材を更新しきれない可能性があるからです。ブログの上部は一括で編集できるので、常に最新で最も優れた英語教材を紹介しています。）

一般の受験生とは、かなり異なる方法論なので、他の人が取れない英語色の強い問題でかなり点を取り、日本独特の勉強法が必要になる部分で少し点を落とす。といった感じになります。東大の英語勉強ではなく、センターの勉強にも向いています。センター試験は和訳がほとんど必要ないので、この英語勉強法がすごい力を発揮するでしょう。